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折形礼法・水引カルチャー倶楽部とは

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600年以上の歴史を持つ武家礼法のひとつ「折形礼法」の基本は守りつつ、日本の伝統工芸である「水引」とを融合させ、老若を問わず現代に活用できるようアレンジを加えました。

「折形礼法」と、「水引結び、飾り結び、現代アクセサリー等」を同時に学べるのが大きな特徴です。

活動の主旨と目的

私達の人生の通過儀礼や季節行事に欠かせない折形礼法の基本を活かしつつ、進化している水引きや和紙を活用して日本人の「相手を想う心を形にした」手作りを少しでも継承したいと願い活動しております。
また和紙はもちろん、水引を作る原料でもある和紙は日本が世界に誇れる産物ですので、和洋様々な贈り物にもリボン代わりに使って頂きたいと考えております。

​特徴

  1. 固く地味と思われがちな「折形礼法」に現代のキーワード「可愛い」を取り入れ、日常生活で使かって頂ける作品を自作して頂く初心者様向けに基本コース「折形、水引アレンジ講座」と「水引アクセサリーコース」の2コースがございます。その他に、お好きな物が学べる「個人レッスン」もございます。

  2. 水引は大半が初めての方、初心者の方が解り易く結べる仕組みがございますので安心してご参加頂けます。

  3. 水引の種類と色を各種取り揃えてあり体感、体得いただけます。

  4. 折形で使用する水引は慶事(紅白と金銀)、弔事(銀、白黒、白黄)が基本ですが、和紙の種類や水引の特徴を活かしたアレンジを加え、可愛らしさく表現していきます。
    同じ作品でも色や素材の違いにより自分オリジナルに仕上がり、毎回自画自賛に盛り上がります。

  5. 基本コースは、初めて水引に触れる方を念頭に考え所要時間は2時間、5作品ほど仕上がります。アクセサリーは、2作品仕上がりますのでお揃いの物も楽しめます。

受講者様からのお喜びの声

  1. 自作の物が出来上がって行く喜びを感じ、作っていると夢中で時間を忘れる。

  2. テーブルセッティングの和に限らず「洋」にも合う事が解り、日常生活に使える。

  3. 美しい和紙と、美しい水引きに魅了され完全にはまった。

  4. 1本の水引が色々な物へ変化して行くのが不思議で且つ楽しい。

  5. 生きて行く上での常識として折形と水引結びが学べ、今後に大いに役立つ。

  6. 関連する日本の歴史や文化の話しが聞けて大変参考になった。

  7. 日本の素晴しい文化(思いやる心を形にする折形、水引き)を再確認した。

  8. 公家礼法や武家礼法など、現代に繋がっている事を具体的に知ることができた。

  9. アクセサリーなども色々と作れ、実用的に楽しめてとても嬉しい。

  10. 歴史ある日本の季節行事を子供に教えたり楽しもうと思った。などなど・・

折形礼法とは

折形礼法の歴史的背景

歴史は600年以上前、公家礼法に従っていた武家が、室町時代に公家よりも勢力を強めてきた時代に
三代将軍足利義満が武家独自の礼法を制定しました。
「外の礼法」と「内の礼法」が大名や旗本に指南され、折形は内の礼法の1つになります。
人生の通過儀礼や贈答などに使われる包みは、公家の社会では汚れの無いよう絹の布で包み絹の紐で結んでいましたが、武家は白く強い和紙に紙縒りで結んで使いました。
登城し高級な品を贈答する際に、直々に手渡しのできる限られた上級武家のみに使用が許され口伝で継承されていきました。元々は高家である内の礼法指南役、伊勢貞丈の定めには折り方や置き方、渡し方、吉凶の本数など詳細に決められた折形がありました。
2000年以上も続いている伊勢神宮の神事に使われた清浄心の白を基調とした絹や麻、木綿(ゆう)は公家礼法から、武家社会へと伝わりましたが、現代の私達の身の周りではご祝儀袋や不祝儀袋ぐらいしか目につかなくなっているようです。
日本人の礼の心(相手を敬い自分が一歩へりぐだる)を形に現した1つと言えましょう。

日本人が大切にしてきた相手を想う心を形に現した文化のひとつに折形礼法(贈答文化、包む文化、結びの文化)。お祝いや、お世話になった事への感謝、中元・年末年始のご挨拶などがその一部ですが、贈る目的や相手の立場によって和紙や水引等を変え気持ちを伝えてきました。基本的に和紙は白を使い正式な贈り物には熨斗を付けます。
白は清浄心を現し汚れの無いものを差し上げるという意味で、熨斗は縁起の良いものを意味します。
日本の和紙は良質で種類も豊富です。
現代、和紙から作られる水引きは結び方や種類も豊富で大変美しいものが開発製造されています。

和紙の種類

  • 檀紙 :格の高い和紙とされ、儀礼的な場や相手が目上な場合、高額を贈る際に使用します。

  • 奉書 :幅広く使われる和紙で、一般的な慶弔に使えます。

  • 縁紅(四方紅):サイズが豊富で、鏡餅や菓子の皆敷など幅広く使えます。

  • 半紙 :素材によりランクが幅広く、使用範囲も内包みや日常的な贈り物にも気軽に使用できます。

  • その他:色紙や柄紙は折形礼法では基本的には使用しませんが、最近は様々な和紙が開発されています

で、正式な儀礼儀式以外では相手を想う気持ちを大切に喜んで頂けるアレンジも楽しんで頂けるよう推奨しています。

使用する工具と使い方

基本的に全て当方が準備いたします。

  1. 定規

  2. ヘラ

  3. ペンチ

  4. ニッパー

  5. ハサミ

  6. 木工用ボンド

  7. ピタットのり

  8. ワイヤー(金色、銀色、白)

  9. スコッチテープ

  10. 白テープ

  11. 竹串

  12. サインペン(赤)

折形礼法で使用する工具
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